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ネットワークのルーティングプロトコルIGPとEGPとは

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ネットワークのルーティングプロトコルIGPとEGPとは
この記事でわかること
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    インターネットはいくつものネットワークが連なって形成されています。
    ネットワークは大小さまざまですが、もっとも大きな単位のネットワークがASと呼ばれるものです。
    今回は、ルーターがデータを送受信する際に、手が同じAS内かどうかで使用するプロトコルが異なることについて紹介します

    AS(Autonomous System)とは?

    ASは1つのまとまったネットワーク群のことを指します。
    具体的には企業が構築しているネットワークや、プロバイダーのネットワークのことです。
    かなり大きなネットワークだと捉えておくといいでしょう。
    ASにはそれぞれAS番号が割り振られています。
    このAS番号は1から65535のいずれかの数値が用いられ、グローバルIPアドレスと似たような役割を果たします。

    ただし、予約された番号やプライベートASとして用いられるAS番号もあるため、1から65535のうち全てが使われるわけではありません。

    またASは、シンボルホームASとトランジットマルチホームAS、非トランジットマルチホームASの3種類に大別できます。
    シンボルホームASというのは、接続している他のASが1つのみのASのことです。

    トランジットマルチホームASは、複数のASと接続しているASでトラフィックの通り道としての役割も果たしています。
    トランジットマルチホームASを経由することで、直接接続していないAS同士も通信が可能です。
    非トランジットマルチホームASも複数のASと接続していますが、トラフィックの通り道にはなっていません。

    AS内部をつなぐIGPと外部をつなぐEGP

    ネットワークのルーティングプロトコルIGPとEGPとはのイメージ

    ルーター間で通信を行う際に、相手のルーターが自分と同じAS内にいる場合に用いるルーティングプロトコルを総称してIGPと言います。
    RIPやOSPF、IGRP、EIGRP、IS-ISなどがIGPの代表例です。
    RIPとIGRP、EIGRPはディスタンスベクタ型と呼ばれ、ルーター間でルーティングテーブルを交換し合い、最短ホップ数で通信を行います。

    これに対して、OSPFとIS-ISはリンクステート型と呼ばれているルーティングプロトコルです。
    ルーターの接続情報を交換し合い、それに基づいて通信経路を決定します。

    EGPはASの垣根を超えて通信を行う際に用いられるルーティングプロトコルの総称です。
    EGPは現在BGPというプロトコルが主流になっています。
    ASと他のASとの境界上に位置するルーターどうしが経路情報を交換し合うためのプロトコルです。
    その経路情報を元にして、他のASに属するルーターと通信を行います。

    IGPとEGPにより便利な通信環境を実現している

    我々が普段使っているインターネットは一瞬で情報を送受信できますが、ルーターがルーティングを行うことでそれを実現しています。
    ルーターどうしで情報交換を行うことで、通信経路を決めて効率良くデータを送受信しています。
    そのために用いられるIGPとEGPについてよく理解しておきましょう。

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