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Visual Studioで2つのファイルを比較して差分(Diff)を表示する方法
2020年03月27日
この記事ではdevenvコマンドを使用した、2つのファイルの差分を表示する方法を紹介します。
コマンドプロンプトからの入力のため難しいように思えますが、手順がとても簡単なので覚えておくと便利です。
- PG
- コードを修正したので、バックアップファイルとの差分を確認したいのですが、どのように差分を表示したら良いのでしょうか?
- PL
- コマンドプロンプトから比較したいファイルを指定することで、差分を表示させられます。実際にやってみましょう。
前提条件
・Visual Studioのインストール
・プロジェクトの作成
目次
差分(Diff)を表示する目的
devenvコマンドのDiffオプションを使用することで、2つのファイルの差分をひと目で確認できます。下記のようなときに差分を表示すると、作業の効率化を図れるでしょう。
・ファイルを複製し修正したとき、修正内容を確認したい
・間違えて消してしまった文字や、変更した文字を元に戻したいとき
コマンドを使ってDiffを表示する
- 比較したいファイルがあるプロジェクトを開きます
- ツールバーから「ツール > コマンドライン > 開発者コマンドプロンプト」 を選択し、新規ウィンドウでコマンドプロンプトが開くことを確認してください
- コマンドプロンプトが開くので、以下のコードを打ちます
- 新規ウィンドウが開き、差分が表示されます
↓
1 |
devenv /diff 比較したいファイル名1 比較したいファイル名2 |
「比較したいファイル名1 比較したいファイル名2」の部分を、実際に比較したいファイル名に変更してください。
プロジェクト直下に比較したいファイルが存在しない場合は、ファイル名だけでなくファイルパスも入力しましょう。
差分のインライン表示
比較を開始すると2つのファイルが横に並んで表示されますが、1つのウィンドウにまとめることもできます。
以下のメニューからインライン表示を押してください。
すると1つのウィンドウに表示させるインライン表示に切り替えることができます。
- PG
- 差分の表示ができました!差分が色で強調されるので、とても分かりやすいですね。
- PL
- ファイル名を指定する際、フォルダ名が抜けているとエラーとなってしまうので、ファイルパスは忘れずに入力しましょう。
ファイルの差分表示は改修作業などで必須
差分を表示し、確実に変更内容を把握することで、ケアレスミスの防止にもなります。今回紹介した方法は.txtや.htmlなど、すべてのファイル拡張子に使用可能です。汎用性が高いので、ぜひ応用してみてください。