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Azure Site Recoveryで自然災害の対策。DRを設定する方法

2020年09月30日

近年、世界規模で頻発する異常気象や大規模災害をはじめ、サイバー攻撃などの人為的なリスクなどオンプレミスのサーバやシステムに対する脅威が高まっています。このような状況のなかで「事業継続計画(BCP)」の一環として注目が集まっているのが、DR(ディザスターリカバリー)という概念です。その代表的なサービスであるAzure Site Recoveryについて解説します。

SE
自然災害への対策としてAzure Site Recoveryはなぜ注目されているのですか?
PL
システムに関わるトラブルへの対処方法「レプリケーション」が可能なDRaaSだからです。いざというときのために知識を深めておきましょう。

ディザスターリカバリー(DR)・DRaaSとは

まずは、前提となる「DR(Disaster Recovery)」について簡単に説明します。DRは「災害復旧」という意味で、地震などの天災やテロ、不正侵入などの人為的な脅威によってシステムが損害を被った際の復旧作業、および備えとなるシステムのことを指します。このうち、サービスとして提供されるDRのことをDRaaSといい、Site Recoveryもその1つです。

Azure Site Recoveryの概要と機能

Azure Site Recoveryのサービスを利用することで、既存のサーバーやシステム、ネットワークが天災や人災によって停止した際に、待機しているシステムに切り替える「フェールオーバー」が行えるようになります。
それを実現するAzure Site Recoveryの主な機能を以下でまとめました。

Azure Site Recoveryの機能

Azure Site Recoveryは操作性に優れており簡単にレプリケーションやフェールオーバー、フェールバックなどを設定・管理できます。これは操作の管理がAzure Portalに集約されていることが理由です。また、レプリケーションも「オンプレミスのVM」、「Windows/Linuxの物理サーバ」など幅広いワークロードが対象になっており、データの回復力も強固となっています。計画外のフェールオーバーであっても、データの損失を最小限に抑えられるようになっており、フェールオーバー中でもアプリの整合性を維持できるなど優れた機能を備えています。

VMのディザスターリカバリーを設定する手順

ビジネス継続やBCDR戦略を実行するためには、Azure Site Recoveryのレプリケーションなどで利用する、オンプレミスや仮想サーバのDRを管理・調整する必要がります。その方法はレプリケートするVMの数によって異なります。

今回は比較的簡単に設定できる単一のVMにレプリケートする手順を紹介します。なお、Azureアカウントとサブスクリプションへの加入とVMを作成していることが前提になります。

1. Azureサインインする
Azure Portalの「Virtual Machines」メニューからレプリケートするVMを選び、起動させます。

2. Azure VMのレプリケーションを有効化する
その後「ディザスターリカバリー」をクリックし、さらに基本項目から「ターゲットリージョン」を選択。

ターゲットリージョンの選択

基本的に既定の設定のままの場合が多いですが、詳細設定項目から各設定の変更も可能です。「レプリケーションを確認して開始する」を選ぶと、VMのレプリケーションを有効にするジョブを始められます。

詳細設定

3. 設定の確認
レプリケーションのジョブが完了したら、レプリケーションの状態を確認しましょう。また、レプリケーションの設定を変更することでデプロイのテストも可能です。
先ほどと同様にレプリケートする VMを選択し、「操作」から「ディザスターリカバリー」を選びます。すると次の画面で「正常性と状態」や「フェールオーバーの準備」、「インストラクチャビュー」などが表示されます。

DRの確認

SE
備えあれば憂いなし。Azureを導入している企業であれば、Azure Site Recovery‎は利用する価値が高そうですね!
PL
システムを巡るリスクは日に日に高まっています!Azure Site Recoveryの知識を深められれば、今後の需要にマッチするエンジニアになれるかもしれません。

Azure Site Recoveryの需要はますます高まる

Azure Site Recoveryの概要と機能、さらにレプリケート手順について解説しました。今回紹介した内容以外にも、複数のVMにレプリケーションする方法などAzure Site Recoveryは奥が深いです。あらゆる脅威からサーバやシステムを守るためにも、ぜひAzure Site Recoveryについて積極的に学んでいきましょう。

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