5G移行でゲームが変わること|5G移行でゲームに起こるメリット6選など紹介

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5Gについて


5Gとは英語の「5th Generation」からきた言葉で、日本語では「第5世代移動通信システム」と呼ばれている通信システムです。従来の4Gよりも通信スピードが早く遅延が少なく、さらに多くの機器とも接続可能な、「高速大容量」「低遅延」「多接続」という3つの特徴がポイントになります。

5Gが普及することにより、遠隔地からロボットをスムーズに操作することも可能になるため、遠隔医療にも活用できると言われています。

5G移行でゲームが変わること


5G移行により最も変化を実感できることは、通信遅延が減ることでしょう。
では、どのような仕組みで通信遅延が減るのでしょうか。

近くの基地局内の演算リソースを使えるようになる

5GではMECという技術が利用できるようになります。
これは近くの基地局内に設置されているサーバのリソースを使用して演算を行う技術です。
データセンターのサーバで行っていた処理を、物理的に近い場所で行えるようになるので遅延しにくくなります。

ネットワークをゲーム用途に最適化できるようになる

ゲームを快適にプレイするのであれば、ゲーム専用に構築したネットワークを使用するのが理想的です。
しかし実際には他の用途でもネットワークを使用するため、ゲーム専用のものを用意するのは難しいといったことも多いでしょう。

そこで5Gでは、既存のネットワーク目的ごとに最適化できるSliceという技術が利用できるようになります。
Sliceにより物理的にはそのままの状態で、論理ネットワークをゲーム向けに変えることが可能です。
Sliceを用いて低遅延と安定性を重視したネットワークにすることで、相手の操作がリアルタイムで反映されるようになるでしょう。

5G移行でゲームに起こるメリット6選


5Gは従来の4Gに比べて「高速大容量」「低遅延」「多接続」という特徴を備えた通信システムです。5Gが今後広く普及していくことにより、ゲームにもさまざまなメリットが生まれることが期待されています。

それでは、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは5G移行でゲームに起こると言われているメリット6選をご紹介しますので、どのようなメリットがあるのか参考にしてみてください。

1:ARを活用したゲーム観戦

ゲームプレイ映像を3D変換した上で、スマートフォン端末に配信するというようなことができるようになります。

あるゲームイベントでは、ゲームのプレイ内容はあらかじめ収録したものを用いて、クラウドサーバで3D処理をするというやり方が実施されました。
5Gの低遅延や高速、大容量という特長を活かしタイムラグが起こることなく、細かな動きも3Dで再現できたようです。

将来的にはリアルタイムでのAR配信が可能になるといわれています。

2:コストを抑えられる

5Gが普及することで、基地局がカバーできるエリアやデバイス数なども拡大していきます。そのため、これまでであれば必要になっていた中継機器が不要になり、設置の手間や費用も削減できると言われています。

また、通信環境の維持に必要となるコストが削減されれば、将来的にはより5G対応のエリアが拡大していくでしょう。そのため、ゲームを利用する場合も通信コストが抑えられることが期待できます。

3:通信が快適になる

5Gの普及によって、インターネット通信はこれまでよりも非常に快適になります。インターネット通信に大きな影響を受ける容量の重たい動画やアプリ、ゲームなどは特に顕著で、従来であれば通信に時間がかかっていたコンテンツもストレスなく利用できるようになるでしょう。

また、ゲームなどのエンタメ領域だけでなく、ビジネスでの利用でもビデオ会議などに利用すれば、対面しているのと同じように仕事を進められます。

4:信頼性が上がる

ここまででご紹介した通、5Gは低遅延という特徴を持っており、5Gのデータ遅延は1msほどとされています。また、データの遅延が少ないほどリアルタイム通信が可能となるため、従来よりもスムーズで快適なデータ通信が実現できるようになります。

そのため、リアルタイム性が重要なゲームでもそのメリットを大きく生かすことができ、ラグの少ない快適なゲーム環境が構築できるでしょう。

5:同会場で一斉に対戦ゲーム

あるゲームイベントの同一会場では、同じ回線を使用するという環境において5Gモバイル端末を用いて、最大100人のプレイヤーが参加可能なバトルロイヤルゲームが行われました。
5Gは多接続でも安定した通信が可能で、参加者の人たちは問題なくゲームを楽しめていたようです。

6:クラウドゲームの台頭

5Gが普及することで、クラウドゲームが台頭してくる可能性も高まっています。
クラウドゲームというのは、ゲームをプレイする際に必要な演算をクラウド上で行う仕組みのゲームです。

通常のゲームは、パソコンやスマホなどの端末で演算処理を行うため、端末が一定以上のスペックを備えていなければなりません。
ゲームによってはかなり高いスペックの端末でないとプレイできないものもあります。

これに対しクラウドゲームは、あまりスペックが高くない端末でもプレイできるのがメリットです。
しかしクラウド上で処理した映像を受信してプレイすることになるため、5Gの台頭以前はネットワーク遅延が頻繁に起こっていました。
そのため、クラウドゲーム自体は以前からありましたが、あまり流行らなかったようです。

今後は5Gによりクラウドゲームが快適に利用できる環境が整い、流行となるかもしれません。

5G移行する際のデメリット4選


ここまで5Gへと移行する場合のさまざまなメリットをご紹介してきましたが、一方で5G移行にはデメリットもあると言われています。

5Gは普及すれば社会全体に大きな影響を与えることになるため、デメリットにも十分注意しておく必要があります。

ここでは5G移行する際のデメリット4選をご紹介しますので、メリットばかりではなくデメリットについても把握しておくようにしましょう。

1:セキュリティへのリスクが増える

5Gが普及することで、IoTもこれまで以上に人々の生活へ広まっていくでしょう。身の回りのさまざまなものがインターネットに繋がるようになれば、便利になるのと同時に外部から攻撃を受けるリスクも増大します。

これまでも技術の発展とともにサイバー攻撃などの脅威も進化を続けてきました。そのため、5Gの導入だけでなく、よりセキュリティ性能が高い機器を利用するなどの対策が必要になります。

2:料金が高くなる

現時点で5Gを扱うキャリアが提示している5Gの料金は、平均7,000円程度です。しかし将来的には5Gを使用するデバイスはスマートフォン以外にも増えていくでしょう。

さらにスマートフォン以外の端末での利用料金は、現時点で提示されている料金よりも高くなる可能性は大きいです。そのため、5Gを利用する場合は自分が使用するデバイスでの料金をしっかり確認した上で導入する必要があります。

3:運用管理できる人材が少ない

5Gのシステム運用や開発などを行おうと思うと、5Gを扱える人材を確保する必要があります。しかし現在IT業界全体で人材不足の状態となっており、5Gを運用できるような人材は少ないです。

また、5Gを運用管理する人材には、これまでの技術や仕事に対して5Gをどのように活用できるのかというインスピレーションも求められます。そのため、5G導入のビジョンを明確化し、人材確保を急ぐ必要があります。

4:対応機器を揃えなければならない

5Gを利用する場合には、5Gに対応した通信機器を改めて用意する必要があります。しかし現時点では5G対応の通信機器の種類は選択肢が限られており、購入しようと思うと高額な費用がかかります。

将来的にはより低価格の5G対応の通信機器も登場することが予想できますが、まだ通信エリアが限られていることや、5Gに対応したサービスも少ないことから、価格が下がってくるまでは時間がかかるでしょう。

5Gを理解しておいた方がいい理由について


今後、5Gは医療や農業、建設、防災、地方での移動手段の確保、IoTを活用した買い物などさまざまな変化をもたらし、IoT時代の産業構造自体を変化させるものになるでしょう。また、5Gを導入することによる変化に対して、現在は多くの実証実験が行われています。

そのため、今のうちに5Gに関する知識を理解しておくことで、どのような分野へ行ったとしても将来役に立つでしょう。

リアルタイムでの処理や多接続などの特長を活かしたゲーム開発が進む


5Gが一般普及することで、ゲームも5Gを活用したものが増えてくるでしょう。

低遅延、高速、大容量などの特長により、これまでは実現できなかったこともどんどん可能になっていきます。
特にリアルタイムでの処理や、多接続などが必要な内容のゲーム開発が推し進められるでしょう。

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