PowerShellでの関数の作成方法とは?引数や戻り値の指定方法を解説

PowerShellでの関数の作成方法とは?引数や戻り値の指定方法を解説のアイキャッチイメージ

PowerShellでの関数の作り方を紹介します!


今回は、PowerShellでの関数の作り方について説明します。

ここでは、以下について紹介します。
・基本的な作り方
・引数
・引数の型指定
・引数の参照渡し
・引数のデフォルト値
・戻り値
・複数の戻り値
関数を作成することで、効率的にスクリプトを作成することができます。

PowerShellでの関数の作り方に興味のある方はぜひご覧ください。

基本的な作り方

PowerShellでの関数の基本的な作り方を紹介します。まずは、引数なし、戻り値なしの関数を作成してみます。

実際のコマンドを見てみましょう。

引数

PowerShellでの関数の引数について紹介します。

実際のコマンドを見てみましょう。

このように引数リストを指定します。

引数には param キーワードを使用することもできます。

また、自動変数である$argsを使用することもできます。第1引数が$args[0]、第2引数が$args[1]、…となります。

PowerShellでの関数の引数の記述方法は上記のようなものがあります。

引数の型指定

先ほどの引数を指定した関数について、文字列を入力するとどうなるでしょうか。

文字列が連結されて表示されています。これは、引数の型を指定していないためです。

PowerShellでの関数の引数型を指定する方法を紹介します。

実際のコマンドを見てみましょう。

文字列を指定しても、数字にキャストして加算していることが分かります。このようにPowerShellでは、関数の引数型を指定できます。

引数の参照渡し

PowerShellの関数における、引数の参照渡しについて紹介します。[ref]を指定します。

実際のコマンドを見てみましょう。

関数を呼び出した後に、val1およびval2の値がインクリメントされています。引数が参照渡しされていることが分かります。

引数のデフォルト値

PowerShellの関数における、引数のデフォルト値について紹介します。

実際のコマンドを見てみましょう。

このようにPowerShellでは、引数を指定しなかった場合、デフォルト値が適用するように記述できます。

戻り値

PowerShellの関数における、戻り値の指定方法について紹介します。実際のコマンドを見てみましょう。

return文を記述することで、戻り値を返すことができます。

boolの戻り値を返す関数は、$true / $falseを返すように記述します。

複数の戻り値

複数の戻り値を返したい場合、どうすればよいでしょうか。配列をreturnすることで複数の戻り値となります。

実際のコマンドを見てみましょう。

複数の戻り値が返されていることが分かります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。PowerShellでの関数の作り方について説明しました。引数や戻り値の指定方法をメインで紹介しました。関数を作成することで、効率的にスクリプトを作成することができます。

ぜひご自身でコマンドを書いて、理解を深めてください。

インフラエンジニア専門の転職サイト「FEnetインフラ」

FEnetインフラはサービス開始から10年以上『エンジニアの生涯価値の向上』をミッションに掲げ、多くのエンジニアの就業を支援してきました。

転職をお考えの方は気軽にご登録・ご相談ください。