プログラマーの将来性とは?将来性のあるプログラマーになる4つのポイント

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プログラマーの現状


近年ではIT業界でのエンジニアの需要は高まっていますが、プログラマーという職業は将来的にAIがプログラミングを自動化することによって無くなっていくとも言われています。

そのため、現在プログラマーとして働いている方や、将来プログラマーになることを目標としている方はプログラマーの将来性について気になっているのではないでしょうか。

プログラマーの将来性はあると言われる4つの理由


プログラマーの将来性はあると言われています。

プログラマーの将来性を不安に思う方がいる一方で、プログラマーには将来性があるという意見も多くあります。それでは、どのような理由からプログラマーには将来性があると言えるのでしょうか。

ここではプログラマーの将来性はあると言われる4つの理由を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:AIにできることには限りがある

AIによるプログラミングの自動化技術は開発が進められていますが、どうしてもAIができることは限られています。

AIだけで完璧なプログラミングを行い、作業を完結することは難しいです。仮にAIがプログラミングを行うようになったとしても、最終的にソースを確認や修正したりするプログラマーの仕事はなくなることはないため、プログラマーには将来性があると言えるでしょう。

2:IT業界の人材不足により需要が高い

IT業界のIT人材が需要に対して不足していることから需要が高いため、将来性が高いと言われています。

現在もIT人材は不足している状態ですが、今後も人材不足の状態は悪化すると言われています。経済産業省によると、IT人材不足は2020年で30万人、2030年になれば45万人の人材が不足すると試算されています。

出典:IT人材需給に関する調査(概要)
参照:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf

3:プログラマーを求める企業の増加

IT企業のプログラマー需要が増加していることから、プログラマーは将来性が高いと言われています。

前述のとおりIT人材は不足しているということもあり、プログラマーを求めている企業が多いです。そのため、多くの企業が人材不足解消のための待遇改善などを行い、給与水準なども上がっています。

このことから、プログラマーには将来性があると言えるでしょう。

4:プログラミングの自動化が進んでいる

近年ではAIによるプログラミングの自動化が進められているため、簡単なコーディングなどはAIが担うようになるでしょう。

しかし複雑なプログラミングなどはスキルを持ったプログラマーにしかできないため、高度なスキルを持ったプログラマーの将来性は高いと言えます。

しかし一方で、今後スキルの低いプログラマーの仕事はAIと代わってしまう可能性があるため、スキルを身につけることが大切だと言えます。

プログラマーとして働くメリット5つ


プログラマーとして働くことにはさまざまなメリットがあります。

ここまでプログラマーの将来性について紹介してきましたが、プログラマーという職業にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、プログラマーとして働くメリットを5つ紹介しますので参考にしてみてください。

1:海外へ進出しやすい

プログラマーは海外で働きやすいことから、将来海外で働きたい人にはメリットがあると言えます。

プログラマーの仕事は日本国内だけでなく海外にも多く存在しています。また、日本企業でも海外進出している企業や、外資系のIT企業などに就職することで、海外勤務という選択肢も選びやすいでしょう。

将来的に海外で働きたい場合は、プログラミングスキルだけでなく英語のスキルも身につける必要があります。

2:ワークスタイルが自由な傾向にある

プログラマーはフレックスタイム制やフリーランスなど働き方の選択肢が多いというメリットがあります。

プログラマーという職種は比較的ワークスタイルが自由な場合が多く、企業に勤めていても出勤時間や退勤時間を自由に決められるケースもこともあります。

また、スキルさえあれば独立してフリーランスプログラマーとして働くことも可能なので、働き方に自由さを求めている人にはおすすめです。

3:続けやすい

プログラマーはスキルを求められる専門職なので続けやすいことがメリットです。

もちろんIT業界は新しい技術がどんどん生まれるため、勉強は続ける必要があります。しかしそれ以外の部分はスキルさえ身につければ続けやすい仕事だと言えます。

そのため、女性であれば出産や子育てなどで一度仕事を離れた後でも、プログラマーとして復職することも可能です。

4:比較的転職しやすい

プログラマーとしての高いスキルがあれば、転職もしやすいです。

一般的に中途採用は即戦力としての実力や経験が求められますが、プログラマーの場合は統一された技術があることから、プログラマーとして働いていた経験があれば比較的転職しやすいでしょう。

また、プログラマーは基本的に成果主義なので、実力さえあれば評価してもらえます。営業職のように、人脈作りなどに時間をかける必要はありません。

5:転職後もキャリアアップしやすい

プログラマーは他の職種よりも転職後のキャリアアップがしやすいです。

ここまでご紹介したとおり、プログラマーは転職しやすく続けやすい仕事であることから、努力次第でキャリアアップすることも可能です。

そのため、最初に入社した会社が自分に合わなくても、転職して職場を変えることでどんどん新しい経験を積んでキャリアアップしていけるでしょう。

将来性のあるプログラマーになるための4つのポイント


将来性のあるプログラマーになるためのポイントを紹介します。

プログラマーという職業は将来性があるという点を紹介しましたが、今後スキルのないプログラマーは淘汰されていきます。それでは、将来性のあるプログラマーになるにはどうすればよいのでしょうか。

ここでは将来性のあるプログラマーになるためのポイント4つを紹介しますので、ポイントを押さえて将来性のあるプログラマーを目指しましょう。

1:IT業界の現状を把握する

将来性のあるプログラマーになるには、IT業界の現状を把握しておきましょう。

IT業界の現状とは、IT人材不足であるという点だけでなく、徐々にAIによるプログラミングの自動化が進められている点や、オフショア開発などが浸透してきている点などがあります。

IT業界での現状をしっかりと把握し、将来を見据えて動くことが大切です。

2:専門性の高いスキルを身につける

将来性のあるプログラマーになるために、専門性の高いスキルを身につけましょう。

簡単なプログラミングの仕事はAIに取って代わられることが予想されているため、プログラマーとしての価値を高めることが重要です。

具体的には、今後ますます需要が高まると思われるセキュリティやIoT、AIなどの専門的な知識やスキルを身につけ、需要の高いプログラマーを目指すのがおすすめです。

セキュリティ関連のスキル

企業では機密情報や顧客の個人情報といった情報を多く保有しているため、セキュリティ人材の需要は年々高まっています。

セキュリティ関連のスキルを身につけるなら、経済産業省が策定しているITSS(ITスキル標準)に則ってスキルを習得するのがおすすめです。

また、ITSSをベースにしている「情報処理安全確保支援士」の資格を取得すると良いでしょう。

IoT開発スキル

近年ではさまざまなモノがインターネットに繋がるIoTが注目されており、家電業界や医療業界などあらゆる業界で活用されることが期待されています。

IoTの開発スキルを身につけるには、単なるプログラミングスキルだけでなく組み込み系のスキルが必須となります。また、ネットワーク系のスキルも習得しましょう。

AI開発スキル

最先端の技術であるAI開発は今後ますます需要が拡大すると予測されています。

しかし現状は、AI開発のスキルを持ったプログラマーが少ないことから、AI開発スキルを習得することで価値の高いプログラマーになれるでしょう。そのためには、機械学習や統計などの知識が必須となります。

3:コミュニケーション能力を磨く

将来性のあるプログラマーになるには、コミュニケーション能力を磨きましょう。

プログラマーとしてのスキルがあることはもちろん、コミュニケーションスキルの高い人材は他のメンバーと上手く協働できることから将来性も高いです。また、高いコミュニケーション能力があれば将来PMを目指すこともできます。

4:問題解決能力を身につける

将来性のあるプログラマーになるには、問題解決能力を磨きましょう。

プログラマーの仕事はプログラムを作って検証を行い、見つけたバグを修正し、検証を行うことの繰り返しです。また、SEの作成した設計書の機能をどのように実現するかもプログラマーの手腕にかかっています。

そのため、プログラマーには高い問題解決能力が必須となります。

プログラマーの将来性について理解して転職に活かそう


プログラマーは働きやすく将来性のある職業です。

この記事でご紹介したプログラマーの将来性があると言われる理由やプログラマーとして働くメリット、将来性のあるプログラマーになるためのポイントなどを参考に、将来役立つスキルを身につけてプログラマーを目指してみてはいかがでしょうか。

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