PowerShellでの環境変数の扱い方とは?参照・変更する方法や環境変数の利用を紹介

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PowerShellでの環境変数の扱い方とは?

今回は、PowerShellでの環境変数の扱い方について説明します。環境変数とは、オペレーティングシステムが提供するシステム変数のことです。PowerShellで環境変数を操作することができます。

 

ここでは、環境変数の参照、環境変数Pathに追加・置換・削除、ユーザ環境変数を追加、環境変数の削除、環境変数の利用、について紹介します。

 

PowerShellでの環境変数の扱い方に興味のある方はぜひご覧ください。

環境変数の参照

PowerShellでの環境変数の参照方法を紹介します。

 

実際のコマンドを見てみましょう。Get-ChildItem env:コマンドで環境変数の一覧を取得できます。

 

Name Value
—- —–
ALLUSERSPROFILE C:\ProgramData
APPDATA C:\Users\user\AppData\Roaming
CommonProgramFiles C:\Program Files\Common Files
CommonProgramFiles(x86) C:\Program Files (x86)\Common Files
CommonProgramW6432 C:\Program Files\Common Files
(中略)

 

特定の環境変数を参照する場合は以下のように記述します。

 

Name Value
—- —–
TMP C:\Users\user\AppData\Local\Temp

 

PS C:\>

 

以下のようにも記述できます。

 

Name Value
—- —–
TMP C:\Users\user\AppData\Local\Temp

 

PS C:\>

 

環境変数にアクセスするには以下のように記述します。

このように、PowerShellでは環境変数を参照できます。

環境変数Pathに追加・置換・削除

PowerShellでの環境変数の変更方法を紹介します。

 

実際のコマンドを見てみましょう。まずは環境変数Pathを表示してみます。

 

環境変数の先頭にパスを追加するには以下のように記述します。

 

パスを削除するにはReplaceを使用します。

 

環境変数の末尾にパスを追加するには以下のように記述します。

 

パスを置換するにはReplaceを使用します。

 

追加したパスは削除しておきます。

このように、PowerShellでは環境変数を変更できます。

ユーザ環境変数を追加

PowerShellでの環境変数の追加方法を紹介します。

 

実際のコマンドを見てみましょう。

環境変数が追加されていることが分かります。

環境変数の削除

PowerShellでの環境変数の削除方法を紹介します。

 

実際のコマンドを見てみましょう。Remove-Itemコマンドを使用します。

追加した環境変数が削除されていることが分かります。

環境変数の利用

PowerShellでの環境変数の利用方法を紹介します。

 

実際のコマンドを見てみましょう。ここでは、環境変数名でフォルダを作成してみます。

ディレクトリ: C:\test

Mode LastWriteTime Length Name
—- ————- —— —-
d—– 2020/11/11 21:57 testEnv

 

PS C:\> Get-ChildItem .\test\

ディレクトリ: C:\test

 

Mode LastWriteTime Length Name
—- ————- —— —-
d—– 2020/11/11 21:57 testEnv

 

PS C:\>

まとめ

いかがでしたでしょうか。PowerShellでの環境変数の扱い方について説明しました。

 

ここでは、環境変数の参照、環境変数Pathに追加・置換・削除、ユーザ環境変数を追加、環境変数の削除、環境変数の利用、について紹介しました。

 

ぜひご自身でコマンドを書いて、理解を深めてください。