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新しくノートパソコンを買うときの選び方
最近は、パソコンと言えばデスクトップよりも持ち運びに便利なノートパソコンが主流となっています。
ノートパソコンを買いたいと思っているけど、メーカーや種類の多さや、性能や価格帯も幅広くて自分に合ったノートパソコンの選び方がわからないという方のために、ノートパソコンの選び方の基準についてご説明します。高い買い物を失敗しないためにも、ノートパソコンの選び方に迷っている時にぜひ参考にしてみて下さい。
エンジニア向けのノートパソコンはどう選ぶか
エンジニア向けのノートパソコンの選び方としては、メモリやストレージに余裕があるか、CPUの性能が十分かがポイントになるでしょう。
エンジニアのノートパソコンでは、複数のソフトウェアを同時に動かすことも多いため、これらのスペックが低いと想像以上に作業効率が落ちるでしょう。最悪、作業が止まってしまうおそれもあります。
快適に作業を進めるためにも、ノートパソコンの選び方が重要になります。
ノートパソコンの選び方の基準3つ
ノートパソコンの選び方にはたくさんの基準がありますが、まずは実際に使っている場面を想定してみることで、方向性を決めましょう。
どこで使うかが決まれば、大きさや重さを選ぶ基準になります。何に使うかについては、家庭用かテレワーク用かといったことから、写真や音楽だけではなく動画編集までするかなど、できるだけ具体的に考えましょう。
予算については、選び方に慣れていない人ほど余裕を持っておくほうがよいでしょう。
1:使用する場所
ノートパソコンの選び方でまず大事なのは、どこで使用するかということです。
主な作業場所は自宅で、ほとんど外に持ち出すことが無いような場合は、見やすい大画面の据え置きノートパソコン、常に携帯して外出先などで使う場合は、軽量でカバンにも入れやすい小さめのモバイルノートパソコンがおすすめです。
頻繁に持ち歩く場合は強度があって衝撃に強いものを選ぶのもポイントです。
2:ノートパソコンで何をするか
続いてご紹介するノートパソコンの選び方の基準は、そのノートパソコンで何をするかということです。使用目的によって重視すべき性能が違ってきます。
ネットショッピングやメールのチェックで使うだけなら、CPUをCore i3までに抑えたエントリークラスの低価格モデルで十分です。動画編集やゲームで使う場合には、高性能CPUや大容量メモリ、グラフィックボードを搭載したハイスペックモデルを選ぶ必要があります。
3:ノートパソコンにかけられる予算はいくらか
ノートパソコンにかけられる予算も選び方の基準になるでしょう。手ごろな値段のノートパソコンが増え、とりあえず一番安いものをと考える方もいらっしゃるでしょう。
ですが、選び方に自信がない方ほど激安や中古は避けたほうが無難です。最低限のスペックやマニュアルしかなく、知識がないと対処できないこともあります。必要に応じて、初期のサポート、故障の診断や対応が充実しているものも検討しましょう。
ノートパソコンを選ぶポイント12個
ノートパソコンの選び方のポイントについて、パーツごとにご紹介します。ノートパソコンは、デスクトップパソコンと違って後からスペックを追加しづらいため、最初から求めているスペックを満たしたものを選ぶことが大事です。
購入後に後悔しないように、ノートパソコンの選び方のポイントをしっかりと押さえておきましょう。
1:メモリ
「メモリってよく聞くけど何のことかわからない」という方に、簡単に説明します。ハードディスクなどのストレージがデータを保管する本棚だとすれば、メモリは本やノートを広げて作業する机のようなものです。
この机が大きければたくさんの本を広げて作業ができますし、小さければ作業量が限られてしまいます。価格を重視するなら4GB程度でも良いですが、ノートパソコンを快適に使いたいなら8GB以上のものを選びましょう。
2:光学ドライブ
ノートパソコンには光学ドライブが搭載されていないものがあるので、選び方のポイントの1つとして注意が必要です。
光学ドライブには大きく分けて、ディーブイディーライブとブルーレイドライブの2種類があります。現在の流通の主流は、ほぼ全ての規格のディーブイディーに対応しているスーパーマルチドライブです。ブルーレイドライブドライブは、最近では4K画質や3D映像に対応したものも登場し、人気が高まっています。
3:CPU
ノートパソコンの選び方のポイントとして、使用目的に合ったCPUを選ぶというのも重要なポイントです。
CPUは現在『intel』のCore iシリーズと『AMD』のRyzenシリーズが主流となっています。シェアでは『intel』が多くを占めていますが、『AMD』はグラフィックの処理性能に定評があり、コスパも優れているため近年シェアを伸ばしています。
4:映像
ノートパソコンの選び方として、映像の綺麗さも重要です。ノートパソコンで動画編集をしたり、映像を楽しんだりしたい方にはIPSパネル搭載モデルがおすすめです。
IPSパネルを搭載していると少し高価になりますが、画質が良く視野角も広いため、画面の斜めから見ても色の変化がなくきれいに見ることができます。ノートパソコンを使う際に画質や色彩を重要視する方、寝転がりながら動画視聴をしたい方に向いています。
5:オフィスの有無
ノートパソコンを仕事で使う場合には、マイクロソフトオフィスが必要になることが多いのではないでしょうか。
マイクロソフトオフィスは後から購入することもできますが、購入時に搭載されているかどうかで値段にも大きく影響します。また、選び方のポイントとして搭載されているオフィスの種類が自分に合ったものかどうかということも、必ず確認しましょう。
6:重さ
ノートパソコンを移動先で使う場合には、大きさや重さも重要になります。
ノートパソコンを持ち運ぶのであれば、14インチ以下のモバイルノートパソコンがおすすめです。カバンにも入れやすく重さも2㎏以下のものが多いので、学生や営業マン、ノマドワーカーにも最適です。
移動先でノートパソコンを使うことを想定しているのであれば、持ち運びやすさもパソコンの選び方のうちで大きな割合を占めているといえるでしょう。
7:OS
パソコンのOSは『Windows』と『Mac』の2種類が大部分のシェアを占めています。現在多く利用されているのはMicrosoft社の『Windows』です。『Mac』はApple社のパソコンにのみ搭載され、高い性能とデザイン性が人気です。
OSによって作業の向き不向きがあったり、特色が異なったりするため、ノートパソコンの選び方の1つのポイントにしてみてください。
8:ストレージ
ストレージには低速で大容量のHDDと、高速ですが容量の少ないSSDの2種類があります。最近はSSDを搭載するものが増えつつありますが、まだまだ価格が高いため大容量を搭載するのは難しく、HDDとSSDの両方を搭載することで快適さと容量のバランスを保ったモデルが増えています。
性能面で考えると断然SSDがおすすめですが、低予算で抑えたい方はHDDモデルを選ぶのが良いでしょう。
9:キーボード
ノートパソコンの選び方で重要視されることが少ないキーボードですが、製品によってキー配列や間隔、打ち心地などに違いがあります。店頭などで実際に触れることができる場合は、よく確かめましょう。
テンキー付きのものとそうでないものがあるので、経理などで使う場合はテンキー付きを選ぶのが良いでしょう。ノートパソコンの選び方の基準としてキーボードにこだわることで、より快適にノートパソコンを使うことができます。
10:メーカー
ノートパソコンの選び方として、どのメーカーのものにするかも重要なポイントとなります。
初心者など丁寧なサポートを必要とする方はNECや富士通など国内メーカーのもの、シンプルで余計なソフトウェアなどが入っていないものがいいという方は日本hpやDell、性能は二の次で安価なものを求める方はLenovoやASUSがおすすめです。
また、安くて高性能なmouseやドスパラの製品はゲーマーや玄人にも人気です。
11:ディスプレイ
ノートパソコンのディスプレイサイズは持ち運びの利便性などにも大きく影響します。軽さや持ち運びやすさを重視するなら小さめのもの、動画編集など画面が小さいと作業しにくい場合は大きめのものを選ぶ必要があります。
最近ではタッチパネルを搭載したものも増えています。また、パソコンまたはタブレットとしても使える2in1タイプは、よりスタイリッシュに持ち運びが可能です。
自分の使い方に適したものを選びましょう。
12:カスタマイズ性の有無
長く使えるノートパソコンの選び方としては、カスタマイズ性の有無を確認するのがおすすめです。
例えばメモリの増設が可能なノートパソコンを購入すれば、初めてでもあとから簡単にメモリを増やすことができます。メモリの増設ができないノートパソコンなら買い替えになるところをメモリの増設だけですみます。
ノートパソコンはデスクトップパソコンに比べてカスタマイズ性の低いものが多いため、選び方がポイントです。
エンジニア向けおすすめのノートパソコンの選び方6つ
エンジニア向けのノートパソコンの選び方としては、あまり高価なものでなくてもかまいませんが、スペックが低すぎないものにすることが重要です。
例えば、大きさの選び方としては、持ち運びやすさと画面の見やすさのどちらを優先するかがポイントです。持ち運ぶことが多い場合は、セキュリティにも気を使いましょう。
以下で、エンジニア向けのノートパソコンの選び方6つについて詳しく解説します。
1:値段の幅は大きいので予算次第
エンジニア向けのノートパソコンは、高性能なほど作業効率は上がるでしょうが、値段も高くなりますので、予算次第で決めましょう。
予算に余裕があるのなら、より高性能なCPUを搭載したワンランク上位のモデルを選べば、作業がはかどります。
予算を低くおさえたいなら、10万円前後で購入できるものでも、スペックを確認しながら選びましょう。メモリを増設できる機種を選ぶのも、初期の費用がおさえられます。
2:最低限必要なスペックを押さえる
エンジニア向けのノートパソコンに最低限必要なスペックは、メモリは8GB以上で、CPUはCore i5以上、ストレージは256GB以上を基準として押さえておきましょう。
値段が安かったとしても、これ以上低いスペックなら避けましょう。作業がはかどらないばかりか、作業したくなくなってしまう原因にもなります。
将来を見据えて、メモリを16GBに増設できるものや、CPUがCore i7のものを選ぶのもよいでしょう。
3:作業場所次第で大きさを考える
家での作業が中心か持ち運びが多いかで、ノートパソコンのサイズを決めましょう。
画面のサイズが大きい方が作業しやすいですが、持ち運びが多いなら小さくて軽いものがよいでしょう。家の机が作業の定位置だとしても、ノートパソコンと外付けモニターを組み合わせて、デスクトップパソコンのように使う方法もあります。
ノートパソコンのサイズが用途に合わないのはストレスの原因にもなりやすいので、実物を見ながら検討しましょう。
4:iOS向けアプリ開発がしたいならmacOSを選ぶ
iPhoneやiPadなどのiOS向けアプリ開発がしたいなら、macOSを搭載したMacを選びましょう。
macOSはiOSと同じApple社が開発しているため、iPadやiPhoneのアプリ開発との相性が抜群です。
また、macOSはウェブサイトのサーバーでよく使われているLinuxがベースなため、開発環境に早く慣れたい方や、ウェブ開発に興味がある方に役立つ知識を得やすいでしょう。
5:Windows機器を選ぶ場合はセキュリティに気を付ける
持ち運ぶ機会が多いノートパソコンでWindows機器を選ぶ場合は、セキュリティにより気を付ける必要があるでしょう。
Windowsは利用者が多くウィルスなどの脅威にさらされやすいでしょう。ノートパソコンでは紛失や盗難による情報流出のリスクも上がります。
Windowsに備わったウィルス対策や暗号化を利用することもできますが、追加で対策を行う場合に必要になるストレージの空き容量も意識しておくとよいでしょう。
6:プログラミング以外の用途で決める
ノートパソコンにプログラミング以外にも用途があるなら、そちらも考慮して決めましょう。
資料作成やチャットだけでも、作業中は動作が重くなってしまい、文字入力もままならないこともあります。並行してやりたいことがあるなら、高めのスペックのものを選ぶとよいでしょう。
プログラミング以外のことを同時に一台で行って効率が下がるようなら、思い切ってプログラミング以外には別のパソコンを用意するのも得策でしょう。
状況に応じたノートパソコンの選び方を押さえよう!
ノートパソコンを購入する際には、ご紹介したノートパソコンの選び方のポイントを参考に、使用目的や利用場所など様々な観点から、自分に合った最善のものを選びましょう。
ノートパソコンは、スペック以外にも、小さすぎたり重すぎたりという点も使いにくさの原因になります。購入後に後悔しないためには、実物を見てみるのもよいでしょう。
ぜひ、もっと使いたくなるような、お気に入りのノートパソコンを見つけてください。
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