AWSの無料枠3つを徹底解説!注意点や無料枠の確認方法もあわせて紹介!

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AWSって何?

AWSとはAmazon Web Servicesの略で、Amazon.comが提供しているクラウドコンピューティングサービスの総称です。

まずは、クラウドコンピューティングとは何かと、AWSの代表的な提供サービスについて説明します。

クラウドコンピューティングとは

クラウドコンピューティングとは、インターネット経由でコンピューティング、データベース、ストレージ、アプリケーションをはじめとした、コンピュータを使った様々なサービスを利用することができるWebサービスの総称です。

クラウドコンピューティングを略して、「クラウド」と呼ばれることも多いです。

クラウドコンピューティングでは、オンラインであれば、必要な時に必要な量のデータベースやストレージにアクセスし、利用することができます。

AWSの代表的な提供サービス3つ

AWSは、世界で大きくシェアを占めるクラウドサービスです。国内においても、数多くの企業で利用されています。

それでは、クラウドコンピューティングであるAWSの代表的なサービスを紹介します。

AWSの提供サービス1:Amazon S3

Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)は、データ保存やコンテンツ配信に向いている、クラウド型のオブジェクトストレージサービスです。オブジェクトストレージとは、ファイルなどオブジェクト単位で出し入れができるストレージです。

保存ができる容量やファイル数は無制限な上、99.99999999999%と非常に高い耐久性があり、障害やエラー、脅威から保護することができます。

また、S3をWebサーバーとして使用し、静的なWebサイトを公開することもできます。

AWSの提供サービス2:Amazon EC2

Amazon EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)は、必要に応じてスペックを変更できる仮想サーバーを作成し、利用できるサービスです。

EC2では、仮想サーバーをインスタンスという単位で表します。インスタンスには様々な種類や性能があり、複数インスタンスを使うことで、冗長化やスペック変更を柔軟に行うことができます。

また、物理サーバーなどを使用するとハードウェア設定までに数日かかることもありますが、EC2で構築されたシステムは立ち上げまでが早く、コピーや削除、変更も簡単にできるため、スピーディーに業務ができることが利点です。

AWSの提供サービス3:Amazon EBS

Amazon EBS(Amazon Elastic Block Store)は、Amazon EC2と共に使用するために設計されたブロックストレージサービス、つまり仮想ディスクです。

ブロックストレージとは、記憶領域をボリュームという単位で分割し、その内部をさらにブロックという単位分割して管理するストレージです。例えば、PCのハードディスクやUSBメモリがこれにあたります。

EC2インスタンスはサーバーが停止してしまうと初期化してしまうため、EBSボリュームを使い、ディスクそのものをスナップショット(バックアップ)し、もしもの障害が起きた時も復元することができます。

さらに、99.999%の可用性を維持し、年間故障率は0.1%~0.2%になるよう設計されており、高い可用性と耐久性をもっています。

EBSは4種類のボリュームから選べるので、用途に応じた種類のボリュームを選ぶことが必要です。

AWSの無料枠の種類3つ

AWSのアカウントは無料で作成できますが、すべてのサービスが無料で使用できるわけではありません。

AWSでは「無料利用枠」というものがあり、AWSのプラットフォーム、製品、サービスを体験できる3種類の無料オファーが用意されています。

ここでは、AWSの3種類の無料枠について説明します。

AWSの無料枠の種類1:トライアル枠

トライアル枠とは、さまざまなソフトウェアソリューションが短期間の無料トライアルで利用できる無料枠です。

トライアル期間は、初めて該当サービス利用した時点から開始され、サービスごとに期間が定められています。

以下に代表的な無料枠製品をご紹介します。

Amazon GuardDuty

Amazon GuardDutyは、AWSアカウントやAWS環境に対する脅威検出サービスです。

悪意のあるアクティビティや不正な動作を継続的にモニタリングし、アカウントやデータなどを保護します。各種ログを自動的に取得し、機械学習とAIで分析し、異常を通知してくれます。つまり自動セキュリティ分析サービスです。

インターネット上の攻撃リスクが高まるクラウドを利用する際には、是非利用したいサービスです。

Amazon GuardDutyは30日間無料トライアルで利用できます。

Amazon Redshift

Amazon Redshiftは、高速なクラウドデータウェアサービスです。

データウェアサービスとは、時系列に整理された大量の統合業務データを蓄積し、分析するために保管するシステムのことです。

継続的な書き込みや更新には向いておらず、一括でデータの書き込みや分析のために大容量のデータを読み出す処理に向いています。超並列処理のアーキテクチャと列志向ストレージおよび自動圧縮を組み合わせて採用されているため、非常に高速な処理パフォーマンスを提供しています。

また、セキュリティも組み込まれており、暗号化を保存データに適用できます。

Amazon Redshiftは、1か月あたり750時間のdc2.large使用量が2か月間無料トライアルで利用できます。

Amazon WorkSpaces

Amazon WorkSpacesは、マネージド型の仮想デスクトップサービスで、端末がインターネットに接続されていれば、時間や場所に関係なく利用することができます。

仮想デスクトップとは、データセンターなどのサーバー上に仮想マシンを稼働させ、利用者の端末ごとにデスクトップ環境を動かし、画面のみ転送し操作する仕組みのことです。

Amazon WorkSpacesでは、WindowsまたはLinuxのデスクトップが数分でセットアップでき、パソコンだけでなく、iPadなどのタブレット端末からでも利用可能です。また、新規構築やセキュリティ対策やサポート、破棄まで、一元管理ができ、管理コストが抑えられます。

現在、リモートワークなどで需要が高まっているサービスです。

Amazon WorkSpacesは、40時間2つのAmazon WorkSpaces(スタンダードバンドル)を無料トライアルで利用できます。

AWSの無料枠の種類2:12か月無料枠

2つ目の無料枠に「12か月間無料枠」があります。

12か月間無料枠とは、AWSアカウントを新規作成した日から1年間有効の無料枠のことです。これは、AWSアカウント新規作成時に含まれるもので、代表的な無料枠です。

1年間無料で使えるわけじゃない?

ここで注意したいのが、この12か月間無料枠は1年間無制限で無料利用できるサービスではないということです。

例えば、EC2インスタンスを750時間/月無料という場合、アカウント作成から1年以内に1か月使用分上限750時間が無料で利用できるということです。

さらに、利用できるリソースに制限があり、OSはWindows、Linux、RHEL、SLESで、インスタンスタイプはt2.microといった指定があります。

12か月間無料とはいえ、使用上限が設定されていたり、その他対象条件が設定されているので、必ず確認してから利用しましょう。

AWSの無料枠の種類3:無期限無料枠

無料枠の3つめに「無期限無料枠」があります。

無期限無料枠とは、AWSの利用者であれば誰もが期限に関係なく無料で利用することができる枠のことです。

12か月間無料枠の有効期限が切れた後でも、常時無料で利用できるサービスですので、是非利用してみてください。

無料利用枠を使う際の注意点

無料の範囲内で利用しているつもりが、気づかないうちに利用上限を超えてしまったり、無料枠の利用期限が切れてしまい、料金が発生してしまったということがあります。

無料枠を超えた時や終了後もそのままサービスは利用することができますが、標準の料金、つまり従量課金制での支払いが発生します。

無料枠を確認しながら、利用することが重要です。

無料利用枠の確認方法

「知らないうちに料金が発生してしまった。」ということにならないよう、無料枠を超えてしまう前にAWSでは、メールなどで事前にお知らせを受け取ることができます。忘れず、初期設定しておきましょう。

次に、無料利用枠の確認方法について説明します。

アラートメールを確認する

AWSには無料利用枠の上限に近づくとアラートメールを送信する機能があります。無料利用枠内の使用量が85%を超えるとユーザーに通知される設定がデフォルトでされています。

念のため、Billingの設定で「無料利用枠の使用アラートの受信」にチェックが入っているか確認しましょう。

また、使用料金が一定枠を超えた場合メールでお知らせしてくれる「請求アラーム」機能があります。無料枠を超えたくない場合や、予想以上の支払いを避けたい場合に設定しておきましょう。

もうひとつ気を付けることとして、送られてくるメールの表記は日本語ではなく、すべて英語です。読まずに削除してしまわないよう気を付けましょう。

AWS Budgetsを使う

AWS Budgetsとは、設定したしきい値を超えた場合、もしくは超えそうな場合にアラートを送信するカスタムコスト予算を作成できるコスト管理ツールです。

2つの予算まで無料で設定できます。無料枠以外の予算管理利用としてもおすすめです。

AWS無料枠を利用してみよう

いかがでしたでしょうか。

AWSでは、60を超える製品を無料枠で利用できます。初期費用がかからずに始められることは、大きな利点でしょう。

また、さまざまなケースの実践的チュートリアルが用意されている上、24時間365日日本語によるサポートを提供しているので、ユーザーは安心して利用できます。

まずは無料アカウントを登録してAWSを体験してみましょう。

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