【65歳以上でも雇用される環境に】生涯現役のエンジニアが今後は増える?

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高齢化が進み若い世代が減少している現在の日本ですが、生涯現役で元気いっぱいに活躍する人も少なくありません。
そして、エンジニアの中にも生涯現役を貫いている、あるいは希望している人はたくさんいます。
ここでは、将来現役のエンジニアが今後増えるのかどうかについてみていきましょう。

政府は70歳まで就労可能にすることを検討

現行の法律では、勤務を続けることを希望する社員を65歳まで雇用することが企業に対して義務付けられています。
方法としては「定年廃止」、「65歳までの定年引き上げ」、「65歳までの継続雇用制度の導入」のいずれかを選択できるようになっており、継続雇用先としてはグループ会社にすることも認められています。

そして、未来投資会議で政府が提出した案は「希望する社員を70歳まで雇用することを努力義務とする」というものです。
その内容としては、「定年廃止」、「70歳までの定年引き上げ」、「継続雇用年齢を70歳まで引き上げ」、「他の企業への再就職」、「起業支援」などが挙げられます。
ただし、企業側にとっては人件費増大による負担が大きくなるため、義務ではなく努力義務に留めるという方針になっています。
なお、提出された案においては公的年金の支給開始年齢は65歳のままで、70歳に引き上げることはしないとなっているようです。

65歳でも働きたいエンジニアは半数以上

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Fab cross エンジニアの調査によると、65歳以上の男性の30.1%は週5日以上働いているという結果が出ています。
働いていないと答えた人は45.1%で、半数以上は65歳以上になっても何らかの形で労働を続けているといえるでしょう。

そして勤労意欲に関する質問では、男性では「とても働きたい」と回答した人が12.4%、「ある程度は働きたい」と回答した人が40.2%でした。
このことから、半数以上の男性は65歳以上になっても働きたいと考えていることが分かります。

では、仕事を続けたいと考える理由としては何があるでしょうか。
最も多く挙げられた理由は「収入を得たいから(71.2%)」ですが、「働くことが楽しいから(40.8%)」、「生活習慣を維持したいから(40.6%)」と答えた人も少なくありませんでした。
収入が重要なのはもちろんですが、65歳以上になっても仕事は人生において重要な位置を占めるといえるのではないでしょうか。

将来現役で働くエンジニアが増える可能性も

ここでご紹介したように、65歳以上でも働きたいと考えているエンジニアは数多くいるといえます。
また、政府の案が実現すれば65歳以上でも働きやすくなるといえるでしょう。
生涯現役で働くエンジニアがたくさんいる未来は、そう遠くないかもしれません。

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