クラウド型WAFは、自前の設備をもたずに導入できる製品です。
運用・管理・アップデートなどを全てプロが行ってくれるため、安心して任せられます。
今回はクラウド型WAFの仕組みやメリットについてご紹介します。
目次
そもそもSaaSって?
SaaS(サース)とは、「Software as a Service」の略称で、クラウドで提供されるソフトウェアのことです。
もっとも一般的だとされる形態はウェブアプリケーションを、ウェブブラウザを通じて利用者が利用する形態です。
ユーザーがソフトウェアをインストールして使うのではなく、プロバイダがソフトウェアを稼働してユーザーがネットワーク経由で使用します。
これまでパッケージで売られていたサービスが、ネットワークを通じて利用できるようになったもののことを指します。
SaaSを利用する場合は、企業は利用者の数や規模に応じてサービス利用料金を払います。
必要な分だけサービスを利用することで、支出を抑えることが可能だとされているのです。
目的のものをすぐに使用できるメリットがありますが、自由度が低いというデメリットもあります。
出典元:経済産業省平成20年1月21日「SaaS 向け SLA ガイドライン」
クラウド型WAFのメリット
クラウド型WAFとは従来型WAFの課題を克服されるために作られたモデルです。
WAF(Webアプリケーションファイアウォール)はWebサイトの前面に配置し、そのサイトやWebアプリケーションを狙った脅威を防御できます。
クラウド型(SaaS型)のサービスはハードウェアやサーバ構築などが不要になるため、手間をかけずに簡単に導入できます。
また自前の設備をもたないので、運用のためのコストをかける必要がありません。
そのため、従来型WAFよりも低コストで済みます。
さらにサービスによっては、クラウド型はSSL証明書のアップロードとDNS変更のみで導入準備が完了するので、システム構成を変えなくても導入可能です。
セキュリティ技術者がいなくても導入可能
クラウド型WAFの場合、運用やセキュリティ対策を自社で行う必要はありません。
そのためセキュリティを専門としていない企業や、セキュリティ技術者がいなくても、安全に導入することが可能です。
また常に新たな脆弱性の情報を収集しており、最新の脆弱性対策が速やかに反映されます。
専門のセキュリティ技術者がいない、Webサイト上でクレジットカード決済を行っている、あまり初期費用をかけずにWAFを導入したい企業におすすめです。
まとめ
クラウド型WAF(SaaS型)は、ユーザー側の導入コストが少なくて済むので、今までコストがネックで導入できなかったユーザーにおすすめです。
管理・運用の手間もかからないので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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