Linuxの歴史を紹介|Androidとの関係やUnixの歴史についても解説

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Unixの歴史のポイント5つ


現在多くの企業で利用されているLinuxは、かつてはUNIXと呼ばれるものでした。
そのため、Linuxについて学ぶ上で、Linuxの前史とも言えるUnixの歴史について理解を深める必要があります。

ここではUnixの歴史から順にLinuxの歴史についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:OSができる前

OSという概念が生まれたのは1960年代のことです。
それまでのコンピュータは目的に合わせるのが普通だったため、たとえば計算機能が必要であれば計算専用のコンピュータなどを開発していました。
そのため、OSという考え方自体が存在していません。

そのためアプリケーションの機能ごとにコンピュータを用意していたことから、少ししか売れないものを複数種類作る必要があり、大きな利益には繋がらないモデルとなっていました。

2:OSの登場

機能ごとに専門のコンピュータを作ることは販売する側にとって利益が小さいだけなく、利用者側にとっても不便でした。
1960年になり、それまで商用のコンピュータを販売していたIBMがコンピュータを効率的にするために基盤ソフトウェアであるOSを開発しました。

実はIBMがOSを開発するまでにOSに近いものは存在していましたが、概念としてのOSが確立したのはIBMの「IBM System/360」というOSがはじめてだと言えるでしょう。

3:UNIXが作られる

IBMと同時期に、アメリカのベル研究所でもMulticsというOSの開発が行われていました。
Multicsの開発は多機能を目指しすぎたことで失敗しましたが、開発に携わっていたケン・トンプソンが失敗を糧に新しい「UNICS」というOSを開発しました。

UNICSは多機能にし過ぎたMulticsの失敗を参考に、シンプルで機能の小さなOSとして生まれ、その後、UNICSの名称は現在の「UNIX」となります。

4:Unixが配布される

ベル研究所はグラハム・ベルが創立したAT&T社という企業に属していましたが、当時AT&T社は独占禁止法により、コンピュータ産業へ進出することができませんでした。

そのためベル研究所は開発したUNIXを販売することができず、実質的に利益が出ない程度の価格で大学や研究所などさまざまな場所へ配布されることになりました。
また、オープンソースとなっていたことから、さまざまなUNIXが生まれることになります。

5:ライセンス問題

多くの派生版UNIXが生まれたことで、AT&T社は自社と正式な契約を結んだ組織のUNIXのみが正式なUNIXと名乗れるというライセンスによる縛りを作ります。
そのことから多くの会社がUNIXのシェアの奪い合いをすることになり、お互いに足を引っ張り合うライセンス問題を生み出しました。

そしてライセンス問題によってUNIXが停滞している間に、Windowsが多くのシェアを獲得し、標準的なOSとして確立してしまいました。

Linuxの歴史のポイント6つ


ここまではLinuxが登場するまでの前史についてご紹介してきましたが、ここからはLinuxの歴史についてご紹介していきます。

Linuxの歴史にはどのような出来事があったのでしょうか。
ここではLinuxの歴史のポイント6つを押さえながら紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:きっかけはある大学生の不満から

Linuxは1991年に、フィンランドの学生であるリーナス・トーバルズが開発したOSです。
リーナス・トーバルズは大学の授業で使用していたUNIXの機能に不満があったため、自分でターミナルエミュレータを改造することにしました。

しかしAT&T社のUNIXにはライセンス問題があったことから、UNIXのソースコードを参考にしながらも、ほぼ自力で独立した新しいOSを開発してしまいました。

2:Linuxの誕生とオープンソースでの公開

新しく生まれたOSはもともとはオープンソースではなく、あくまでリーナス・トーバルズ自身の勉強用でした。
しかし完成したOSの出来が良かったことや、他の人にも見てもらい、意見をもらいたいという気持ちもあったことから、オープンソースとして公開することにします。

そのため、Linuxは「Linux version 0.02」として1991年にオープンソースライセンスがついた状態で公開されることになりました。

3:実用的なOSへ

オープンソースとして公開されたLinuxはUNIXと違い、ライセンスに縛られていませんでした。
ソースコードが公開されており、誰でも自由に改変や再配布、販売などができることから、Linuxはあっという間に広まっていき、有志達の手によって改良されていきます。

そして公開から2年という短い期間で、実用的な「Linux ver1.0」がリリースされることになりました。

4:Linuxの発展

実用的なOSとして新しくリリースされたLinuxは、1995年になると大手IT企業に所属しているエンジニア達も開発に参加し、更にシェアを拡大していきます。

そして2000年代になると、欧州の政府機関にも取り入れられるようになっていき、より市民権を得たLinuxは発展していきます。

5:サーバー用OSとして普及

2010年代頃になると、インストール台数の制限や厳しいライセンスがなく誰でも自由に利用できるLinuxは、非常に便利なサーバー用OSとして企業に取り入れられるようになりました。

このことでLinuxはサーバー用OSとしての確固たる地位を築き、企業が利用するOSとして大きなシェアを獲得するようになりました。
特に2011年から2014年の間では、企業におけるLinuxの導入率は上昇しており、逆にWindowsの導入率は減少しています。

6:Androidの登場

Androidは、もともとは2003年に設立されたAndroid社をGoogleが買収したことで開発された携帯汎用OSです。
2007年に正式に発表され、誰でも無償で利用できるオープンソースのモバイルOSとして配布されることになりました。

このAndroidもLinuxをベースにしており、2008年からはAndroidに対応した携帯電話も多く登場することになり、現在では圧倒的なシェアを獲得しています。

AndroidもLinuxがベースになっている


スマートフォンやタブレット用OSとして登場したAndroidは、Linuxを利用して開発されたものです。
Linuxが使用されたAndroidはだんだんと一般的に普及していき、現在では世界的なシェアを獲得しています。

このように、もともとは学生が勉強用に開発したLinuxですが、現在では世界中の人々に利用されています。

歴史を知ってLinuxへの理解を深めよう


LinuxはUNIXを参考に、フィンランドの学生が自作した勉強用OSが基になっています。

ぜひこの記事でご紹介したUnixの歴史やLinuxの歴史のポイントなどを参考に、Linuxの歴史について理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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