インフラエンジニアの仕事はきついのか?業務内容と将来性について

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5G、IoT、自動運転、VR…など、世の中はますますインターネットが必要不可欠な時代に突入しようとしています。このような背景もあり、ITの基盤を支える職種としてインフラエンジニアも必要であり、人手不足が深刻化しています。

しかし、その裏では仕事内容がハードで「きつい」とよく言われているのも事実でしょう。

では一体どのような点において「きつい」仕事であると言われているのでしょうか?

そこで、この記事では初心者でもインフラエンジニアの仕事内容について理解するためのポイントについて分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後まで読んで理解を深めて頂ければ幸いです。

インフラエンジニアとは?

まず最初にインフラエンジニアとはどんな仕事をする職種なのかおさらいしておきましょう!

我々が普段見ているWebサイトやブログはもちろんのこと、FacebookやTwitterなどのサービスやスマホのアプリなどもすべてインターネット経由で情報を取得・閲覧しています。アプリはオフラインで使えるものもありますが、情報を操作する場合はネットが必須です。

インターネットは世界中に繋がっており、このネットワークを管理・運用しながらWebサイトやサービスを世界中に提供するための基盤を構築して保守・管理するのがインフラエンジニアの大きな役割となっています。

また、インフラエンジニアは場合によって以下の2種類に分けられることがあります。

  • 【ネットワークエンジニア】ネットワーク機器の設置・設計・監視
  • 【サーバーエンジニア】サーバーの選定・設計・構築


【ネットワークエンジニア】は、主にサーバーとネットワークを接続するための構築を行います。通信機器の設置・設定や「LAN(WAN)」をベースにした社内ネットワークの構築、通信機器の障害対応などを主に担当するのが特徴です。

【サーバーエンジニア】は、主にサーバー側のPC選定・設定・構築、運用を行います。基本的なOSの導入から開発環境の構築なども含まれており、場合によってはセキュリティ対策や最新のテクノロジーを日々追い続けることになります。

人手不足の職種であることから、上記のように明確な区分けが行われていない場合もあります。

インフラエンジニアは「きつい」仕事なのか?

この章では、インフラエンジニアが「きつい」と言われている理由について見ていきましょう。デメリットになると考えられる要素を具体的にイメージしておくことは重要なポイントになるでしょう。

休日や深夜などの作業対応


インフラエンジニアの仕事は、サーバー側のネットワークを管理・保守するのが最大の特徴になります。そのため、24時間365日動き続けるサーバーには当然ながら休日はありません。

サーバーがストップするということは、提供しているWebサイトやサービスがすべてストップしてしまうことを意味しており、たくさんのユーザーも一緒に途方に暮れてしまうでしょう。このような背景から、インフラエンジニアも常にサーバーを管理する必要があります。

ただし、サーバーのメンテナンス作業を行う場合は、基本的にネットワークをストップする必要があります。そこで一般的には提供しているサービスの利用ユーザーがゼロか、ほとんどいない時間帯に行わなければいけません。

大抵の場合、利用ユーザーが極端に少ない時間帯というのは深夜であることがほとんどなので、必然的にメンテナンス作業も同様な時間帯になってしまうわけです。

しかもメンテナンス作業は1回だけというわけではなく、提供しているサービスが存続している限り定期的に行わなければいけません。これにより、一般的な業務時間とは異なる深夜帯での実務が増えてくるのは避けられません。

メンテナンス作業には、利用ユーザーが増加したことによるサーバー側の拡張であったり、ソフトのバージョンアップやセキュリティ対策など、目的に応じてその内容はさまざまです。これらのメンテナンスを怠ると、後述するように予期せぬ障害が発生しやすくなるためシステムが不安定になるだけでなく、自らの作業時間を増やすことに繋がるので重要なポイントになります。

障害発生時の対応について


インフラエンジニアの頭が痛くなる作業がサーバー側の障害発生対応でしょう。

大抵の場合は緊急事態であることが多いので、可能な限り急いで元の状態に戻すか同等の機能が復活するまで作業を終えることはできません。そのため、インフラエンジニアは休日であっても呼び出されることは少なくありません。

障害に関しては、まず原因を突き止めなければいけないのですが、これがなかなか難しいところです。

人的要因であればすぐに解決策を講じることができますが、突発的な障害の場合は通信機器が要因なのかサーバー側のPCなのかインストールされているソフトウェアの問題なのか…原因はさまざまなので特定するには高度な経験が必要になってきます。

かといって時間をかけてゆっくり対策を講じる猶予もないケースがほとんどなので、障害対応についてはかなり頭が痛い問題とも言えるでしょう。

しかしながら、前章で紹介したようにメンテナンスを定期的に行い、事前に危険な要因になりかねない要素を抑えておくのはかなり有効な対策になるでしょう。

インフラエンジニアの将来性

この章では、今後のインフラエンジニアの将来性について見ていきましょう。仕事としての安定性であったり、期待値などを含めていくつかのポイントを抑えておきましょう。

インフラエンジニアのメリット


これまでにインフラエンジニアの仕事内容について解説してきましたが、基本的にはどんな会社や企業でも行う作業や知識は同じです。つまり、仕事を長く経験すればするほど、その知識はどこにいっても通用するわけです。

そのため、ある程度の経験値を持っているならば就職・転職には有利に働くことが多いでしょう。

また、チームを組んで複数人で行う場面も少なく、どちらかと言うと少人数・単独で作業をする機会が多いので個人のスキルやマネージメント能力が評価されやすいのも特徴です。

インフラエンジニアは自分のスキルや能力を証明できる資格もいくつかあります。例えば、情報処理技術者やネットワークスペシャリストなどは国家資格として有名です。他にも、Linux技術者認定やシスコ技術者認定などいくつかの資格を所持していることでアピールすることもできるでしょう。

クラウド時代の活躍


昔に比べて自社でサーバーをすべて管理する時代から、現在ではAWSやGCPに代表されるようなクラウドサービスを使ったサーバー管理が一般的になってきました。

そのため、インフラエンジニアの仕事も少なくなってきているのでは?という声も少なくありません。

しかしながら実際はそんなことはなく、むしろ逆でますます人手不足になってきているのが現状です。なぜなら、クラウドで管理するからといって、ボタン1つでサーバー管理がすべて完結するわけではないからです。

サーバーマシンの選定から必要なソフトウェアの導入や開発環境の構築にはじまり、ネットワークの管理・運用や保守・監視など、これまでインフラエンジニアが行ってきた作業はクラウド時代であっても同様に必要なのです。

単純に物理的なマシンが不要になりクラウド上で作業が完結できるようになったものの、サーバーの構築・保守・管理など通常の業務は必ず必要になるので、インフラエンジニアは今後もますます活躍していかなければならないわけです。

まとめ

ここではインフラエンジニアの概要から、なぜ「きつい」と言われるのか?を深堀りして紹介しました。

インフラエンジニアはさまざまなスキルも求められますが、その分やりがいのある仕事であり、将来性も高く今後も必要となる職種です。

この機会にぜひインフラエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。

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